ZEHとFUJITA 2016年報告

お知らせ, ブログ, 住宅 | 2017.01.21

こんにちは。設計の幸田です。

今回は、私たちのZEH(ネットゼロエネルギーハウス)への取り組みについてご報告いたします。

ZEHは、「快適な室内環境を保ちながら、住宅の高断熱化と高効率設備によりできる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、1年間で消費する住宅のエネルギー量が正味(ネット)で概ねゼロ以下となる住宅」と2016年に定義されています。

経済産業省は、「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」を目標に掲げています。

02経済産業省HPより

上記の定義と図のとおり、ZEH=①高断熱住宅+②高性能設備+③創エネルギーとなりますが、①②③それぞれに高い基準が設定されており、すべてクリアする必要があります。

 

そこで私たちFUJITAの住宅は???と申しますと。

 

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①高断熱住宅

「高気密高断熱の外張り断熱」をFUJITA標準仕様としてご提案させていただいており、この10年ほど仕様変更はありません。数値としては、外皮基準(平均)0.58<ZEH基準0.60(地域区分5)となり、従前からの断熱仕様で充分ZEH基準を満たしています。

2016年より、さらにハイスペックな断熱性能をお求めの方向けに外皮基準(平均)0.40となるオプション仕様もご用意させていただいております。

 

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②高性能設備

こちらも10年ほど前から、第一種換気システムやエコキュートをはじめとする省エネ設備を標準仕様としています。設備は日進月歩しますので仕様の入替はありますが、その時代に合わせた最良の設備をご提案させていただいております。

 

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③創エネルギー

ざっくりですが、4.0kW~6.0kW程度の太陽光パネル搭載が必要となります。新潟は日照時間が短いと思われがちですが、太平洋側地域の9割程度の発電量は確保できますので、充分、ネットゼロエネルギーを実現することができます。

 

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しかし、FUJITAが最大の強みとする「吹き抜け」「リビング階段」「スキップフロア」「床下・小屋裏」を使って空間を最大限に活かすプランニングや、「重力換気」を利用するパッシブデザインは、現状の一次エネルギー消費量の算定プログラムの特性と相性が合わず、プランによっては8.0kW近い太陽光パネルが必要、との計算結果が出ることがあります。

この点については、著名な建築家などからも改善要求の声が上がり始めていますので、ZEH制度のブラッシュアップを待ちつつ、お打ち合わせ中のお客様には、各々ご納得いただけるご提案をしていきたいと考えております。

 

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このため、③創エネルギーまで含めたZEH住宅の2016年実績は0棟という結果となりました。ですが、①高断熱住宅②高性能設備については、全棟クリア。それぞれ、打ち合わせを重ねたうえでのベストの結論ですし、将来的に創エネ設備を設置すれば、いつでもZEH住宅にすることができる、という意味では、胸を張ってもよい結果なのかな、と自負しております。

 

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2017年

FUJITAは本年も、それぞれのご家庭の住まい方に合わせた、ベストなご提案をさせていただきたいと考えております。今はもちろん、10年後、20年後、皆様と生活を共にする住空間。赤ちゃんからお年寄りまで、ご家族が笑顔でくらせる住まいづくりのお手伝いをさせてください。

フリーダイヤル 0120-001-100

 

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